スリーマイルと福島第一原発の事故2011/04/24 00:07

スリーマイル島(TMI)原子力発電所で起きた事故について技術的な解説がされているサイトです。(従って政治的なものは全く含まれてはおりません)

http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoshida_n/L5_02.htm

スリーマイル島の原発事故を起こしたのは2号炉の1台のみで原子炉事故の国際評価ではレベル5に分類され史上2番目の原発事故とされております。 (史上最悪の原発事故はチェルノブイリ原発事故とされております。)

「故障しない機械など存在するはずがない」から事故が起きても当然のことですが、安全を確保するために多重安全設計が施されているとのことです。
しかしこれらの安全対策はことごとくすり抜けてしまったのが現実でしたが、オペレータ達はそれなりに処理していたように感じます。それでも深刻な事故となってしまいました。

ところで、福島第一原発は人災ではなく自然災害による予測できなかった事故だと広報されておりますとおりです。
福島第一原発は全部で6機の原子炉を持っておりますが、地震と津波により1号炉~4号炉が破壊されております。(5号炉と6号炉は安定状態だと広報されています)

さて、
スリーマイル島の原発事故では操作盤は全て機能した状態でした。しかし福島第一原発では全てが木端微塵です。
東電のオペレータ達がやっていることは多少はメディアで報告されております。その内容はホースで水をかける・漏水をオガクズで塞ぐ・などなど本当に専門家なのと疑問を感じることが多いのではないでしょうかね。

スリーマイル島では2号炉だけなので大惨事の一歩手前でくい止めました。
それに対して「破壊された原子炉が4つ」もあるのに、安全です、心配不要です、って政府も東電も国民も信用しているのですよね。


これは何も考える余地もなくただ避難(逃げる)するしかないのでわないでしょうか。

もし生活環境がゆるすならば早めに九州あたりに引っ越すのが賢明な選択かもしれませんね、より安全というならば海外でしょうか。しかし海外は違った意味で危ないかもその国の人達は日本人を許さないと考えた方が間違いない気が致します。 しかし日本には北は北海道から南は鹿児島まで日本全国に原発が建設されています。

あれ、逃げる場所なんて無いじゃない。
奇跡的に福島第一原発事故の復旧ができたとしても、近い将来には別の原子炉で事故が起きますから。
何故なら「故障しない機械など存在するはずがない」からです。